Inspiration
受賞作品発表

グランプリ

  1. 眠ることを忘れて踊る
  2. とかす 梳かす と、化す
  3. 春までにメイクを覚える
  1. 眠ることを忘れて踊る
  2. とかす 梳かす と、化す
  3. 春までにメイクを覚える
受賞者コメント
この度は素敵な賞をいただきありがとうございます。賞をいただけるとは思っていなかったのでとても嬉しいです。3つの模様は「誰かを励ますテキスタイル」をテーマにデザインしました。テキスタイルには人の気分をポジティブにさせる力があると思っています。つくる人と手に取る人が布によって繋がり、思いを共有し布を通して会話する、そんなことを可能にするテキスタイルの魅力を伝えられたら嬉しいです。

審査員コメント
女の子の些細な日常を切り取った世界観が面白い作品でした。鮮やかな色使い・構図共にインパクトがあり印象に残るデザインで、パッと目を引く華やかさがあります。大胆なデザインなので、切り取り方次第でガラリと印象が異なる作品づくりができそうです。作り手側の創造力も掻き立てられる点も好印象だったので今回グランプリとさせていただきました。

準グランプリ

  1. TSUNAGU-ウキウキ
  2. TSUNAGU-ドキドキ
  3. TSUNAGU-ワクワク
  1. TSUNAGU-ウキウキ
  2. TSUNAGU-ドキドキ
  3. TSUNAGU-ワクワク
受賞者コメント
この度は、思いがけず準グランプリをいただき大変嬉しく思います。受賞作は「こころが弾む布」をテーマに芋版(サツマイモに模様を彫る)で制作しました。芋版独特のかすれや濃淡などの質感を加えて手の温もりが伝わるデザインに仕上げました。幾何学模様が大好きで、日頃から紙や布に芋版を押して楽しんでいますが、「プリント生地にしてみたい」という長年の夢があり今回応募させていただきました。

審査員コメント
「芋版」という昔ながらの技法で制作された本作品は、小さなモチーフが繰り返す面白さがあり、そのバランス感覚も心地よかったです。この技法ならではの滲みやムラも味わい深く、温かみがありました。また、作者のコンセプトのように模様をつなぐ楽しさがあり、テキスタイルとしての幅広い可能性も感じました。

KOKKA賞

  1. JOY
  2. アイネク
  3. Pon-Pon
  1. JOY
  2. アイネク
  3. Pon-Pon
受賞者コメント
この度は、KOKKA賞を頂戴し、光栄に存じます。音楽を元にデザインを起こし、それぞれの原画はどれも思い出が詰まっています。バルセロナでの滞在制作、モーツァルトのアイネクライネナハトムジーク、鴨江アートセンターでの滞在制作。テキスタイルに合うのか疑問でしたが、音楽のライブ感を表現しているので面白いコラボになると期待を膨らませ応募しました。今後も制作に励んでまいります。ありがとうございました。
  1. 結びあうまわる
  2. 光と風とあたたかな空気
  3. 続く道
  1. 結びあうまわる
  2. 光と風とあたたかな空気
  3. 続く道
受賞者コメント
この度はKOKKA賞を頂き、ありがとうございます。ご連絡を頂いた時は、嬉しい気持ちが溢れました。一般投票がメインということで、沢山の方に応援頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。作品は、紙版画という技法で制作しています。言葉と共に紡ぐように、それぞれ制作しました。紙と紙を重ねるように、人と人の関係も重ねていく”かさなり”を大切にしています。今後も様々な""かさなり""を大切に活動していきたいと思います。
  1. breakfast
  2. lunch
  3. dinner
  1. breakfast
  2. lunch
  3. dinner
受賞者コメント
この度はこのような賞を頂き、誠にありがとうございます。三柄の提案ということで「3」に関わる作品を作ろうと考えたのが始まりでした。「朝、昼、夜」という3つの時間帯で三柄を表現、提案しましたが悩みながら作り上げた作品でしたので評価を頂けたこと光栄に思います。今後もテキスタイルデザインの魅力を伝えられるような制作活動を続けていこう思っております。改めて、KOKKA賞を授与頂きましたことお礼申し上げます。
  1. like a garden
  2. ゆらゆら
  3. 融点
  1. like a garden
  2. ゆらゆら
  3. 融点
受賞者コメント
普段は手染めのテキスタイルを制作しているのですが、プリントテキスタイルの絵を描くことはまた違った愉しさがありました。布はどこで切り取っても絵として成り立つ面白さがあり、縫製され立体になるとまた表情を変えるところが良いなと思います。今回の受賞はとてもうれしく、これからも暮らしの愉快な絵を描いていきたいです。

総評

「次世代を担うデザイナーを応援したい」という想いでスタートした“Inspiration”は、今回が6回目となりました。今回ご応募頂いた沢山のデザイナーの皆さまに、心よりお礼申し上げます。過去5回のInspiraitonと比較すると、どの作品もテーマからよく練られ、高レベルなものばかりでした。また、コロナ禍で生活様式が変化したことによって生まれたテーマも多く、同時代性を感じる回となりました。

今回の審査基準としましては、デザインとしての完成度やテクニックだけでなく、その先の将来性やテキスタイルとしての可能性を感じる作品を軸に選出させて頂きました。さらに、今回は初めてweb上で作品にご投票頂く試みも取り入れましたが、今までKOKKAではチャレンジしたことの無いデザインテイストなど意外性のある作品が票を多く集めていたりと、私たちにとっても新しい発見がありました。

これから、グランプリ作品はテキスタイル化に向けて動き出します。この公式サイトでもそのストーリーを追っていきますので、引き続きInspirationにご注目ください。

大賞のデザインが生地になるまでを公式SNSで追っていきます!